皆さんこんにちは!
スマホ堂徳島藍住店の枝川です。
今日は、私たちの生活に欠かせないスマホの「防水機能」について、ちょっと深掘りしてみたいと思います。
このブログを読んでいる方の中には「私のスマホ、防水だからお風呂でも使えるんだ!」って思ってる方もいるかもしれません。
でも、実はその防水、意外と奥が深いんです!
以下で詳しく解説していきますので、ぜひご一読ください!
目次
防水・防塵の「IPコード」って何?
スマホのカタログや公式サイトを見ると、「IP68対応!」なんて書いてあるのを目にしたことはありませんか?

スマホ堂で取り扱っている商品の中にも、イヤホンやスマートウォッチを中心に記載がありました。
これ、「アイピーコード」と読んで、製品の防塵(ぼうじん)性能と防水性能を国際的な基準で示しているんです。
「IP」の後の2つの数字が重要で、最初の数字が「防塵性能」、次の数字が「防水性能」を表しています。
数字が大きいほど性能が高い、と覚えておきましょう!
今発売されているスマホの多くは、防塵性能は最高の「6」なので、ホコリやチリにはめっぽう強いです。
そして、次の数字が「防水性能」!ここが一番気になるところですよね。
例えば、「IP68」と表示されていれば、防塵性能は最高レベル、そして防水性能も最高レベルということになります。
「防水」だけど「完全防水」じゃない?落とし穴に注意!
IPX8と聞くと、「わーい、これで水の中に入れ放題だ!」と思ってしまいがちですが、ちょっと待ってください!
IPX8は、「メーカーが定めた特定の条件下での試験」をクリアしたという意味なんです。
例えば、真水、水深1.5mで30分間、といった具体的な条件があります。
- お風呂:シャンプーや石鹸が含まれた水、高温のお湯は、メーカーが想定していない環境です。
- 海水:塩分はスマホにとって大敵!
- 温泉:熱さや成分がスマホに悪影響を与える可能性があります。
- 勢いのある水:IPX8だからといって、シャワーを勢いよくかけたりするのはNGです。(IPX6の噴流水耐性が必要になります)
つまり、「防水」だからといって、「どんな水にも絶対大丈夫」というわけではないんです。
経年劣化によって防水性能が落ちることもありますし、落下などによるわずかな隙間から水が侵入することも考えられます。
もし水没させてしまったらどうする?
万が一、スマホを水没させてしまった場合は、応急処置として、焦らず以下のことを試してみてください。
①すぐに電源を切る:通電しているとショートする可能性があります。
②SIMカードやSDカードを取り出す:内部の湿気を逃がしやすくするためです。
③水気をしっかり拭き取る:特に充電口やイヤホンジャックは念入りに!
④自然乾燥させる:直射日光を避け、風通しの良い場所で乾燥させましょう。ドライヤーの温風は避けてください!
⑤絶対に充電しない!:完全に乾くまで充電は控えましょう。
⑥スマホ堂に持ち込む!:内部の奥にまで水分が入り込んでいる場合、上記の処置を試しても復旧しないことがあります。スマホ堂にお持ち込みいただければ、分解して洗浄・乾燥等を行うことも可能です!
上記でご説明した通り、スマホ堂では水没処置を行っておりますが、水没後も電源が入ったからといって「大丈夫」と判断するのは非常に危険です⚠️
一時的に電源が入っても、後からタッチパネルが反応しなくなる、スピーカーから音が出ない、カメラが起動しないなどの不具合が発生することがあるのです。
ですので、スマホ堂で行う処置はあくまでもデータを抜き出すためにする作業だとお考えいただけると幸いです!
水没のチェックが自分でできる!?
スマートフォンの内部には、「水没シール」や「液体侵入インジケータ(LCI:Liquid Contact Indicator)」と呼ばれる、水濡れを検知する仕組みが組み込まれています。
これにより、自身でも水没の有無を確認できます!
水没シール(LCI)とは?
水没シールは、通常白色やシルバーの小さなシールです。
このシールは特殊な素材でできており、水や水分を含む液体に触れると、赤色に変色する仕組みになっています。
一度赤く変色すると、乾燥しても元の白色には戻りません。
水没シール(LCI)はどこにある?
iPhoneの場合、多くのモデルでSIMカードトレイを引き出した奥、液晶側に配置されています。


暗くて見えにくい事が多いので、そんなときは別のスマホのライトなどで照らすと見やすくなります!
お持ちのスマホも、ぜひ一度確認してみてください!
スマホ堂には防水ポーチというものがございます!

防水ポーチは、スマートフォンや財布、鍵、書類などの貴重品を水濡れから守るために設計された特殊なポーチです!
特に、アウトドア活動や水辺でのレジャー、雨天時などに非常に役立ちます。
- プールや海水浴:スマホを砂や水から守ります。
- キャンプや釣り:突然の雨や水辺での使用時に安心です。
- フェスや野外イベント:天候が変わりやすい場所でのスマホ保護に。
- ウィンタースポーツ:雪や溶けた水から守ります。
この夏のレジャーに使えます!そしてまだ間に合います!
ぜひスマホ堂徳島藍住店へお越しくださいませ😀
まとめ
- スマホには、防塵・防水の等級を示すIPコードというものがあり、IPコードの最初の数字は防塵性能、次の数字は防水性能を意味する。防塵は6、防水は8が最高レベル。
- IPX8は防水の最高レベルだが、「メーカーが定めた特定の条件下での試験」をクリアしたという意味。お風呂や海での利用はNG!
- もし水没させてしまったら、電源を切り通電をさせないようにする。充電はNG!SIMトレイやSDカードを取り出し、直射日光を避けて乾かす応急処置を!
- 困った場合はスマホ堂へ!水没の処置をし、データを抜き出すための処置が可能!
- 水没しているかどうかのチェックを自分で行うことができる。SIMスロットの奥にシールがあるため、そのシールの色で確認可能!白やシルバーは未水没、赤は水没している。
- スマホ堂には水没ポーチの取り扱いがある!ご相談はスマホ堂徳島藍住店へ✨️
いかかでしたか??
もともと私がこのブログを書こうと思ったきっかけが、
最近水没でご来店のお客様が非常に多い
ことと、水没した理由をお伺いすると、
「防水だからちょっとぐらい大丈夫だと思ってた…とほほ…」
と皆さま仰っていたため、これはブログで伝えなければいけない…!と思い、今回改めて記事にしてみました。
今までも何度か水没の記事を投稿しておりますので、気になった方はぜひ過去のブログも読んでみてください↓↓
それでは、また次回のブログでお会いしましょう🙇♀️